もやしは安価で栄養もある
もやしは1袋30円程度で購入することができるため、スーパーに行くととりあえず手に取ってみる食材です。
そのもやしは安くて様々な料理に使いやすいだけではなく、栄養面でも非凡なものを持っています。
もやしにはアミノ酸とビタミンCが多い
もやしはその安さと、白くてひょろっとした外見から、安くて便利だけど栄養価は期待できないと思われがちです。
しかし、考えてみればもやしの原料(?)は豆で、そこから発芽したものと考えると、アミノ酸が多く含まれていても不思議ではありません。
もやしがおいしく感じられるのもアミノ酸あってのものなので、主に販売されているもやしの元である緑豆には感謝せずには入れれないというところです。
そしてビタミンC
何となく彩り鮮やかな野菜や果物に多いという印象ですが、もやしもアスパラやサラダ菜くらいにはビタミンCを含んでいます。
もちろん特にビタミンCの多い果物と比べると見劣りするものの、他の野菜類とは十分に張り合えると考えれば、価格的にもお得感満載です。
料理でのもやしの使い道
もやしは歯ごたえを楽しむために料理に使用することが一般的ですが、他にも安価であることを利用して、料理の量増しにも利用できます。
また、白い色の食材は少ないので、料理に色合いのアクセントを加えることもできます。
白なので主役にはあまり向きませんが、名脇役という印象です。
もやしのためしてガッテン情報
ここからは僕がNHKためしてガッテンを見て得た情報をちょこっと紹介します。
長年もやしを料理に使用していても知らない事って案外あるもので、特にもやし回は参考になる点など多かったので印象に強く残っています。
もやしから出る水分対策
野菜炒めなどのもやしを使用すると、どうしても水が出てしんなりしてしまい、歯ごたえも無くなってしまうものです。
僕も長年、もやしを加熱したのであれば水分が出るのは仕方がないと考えていましたが、実はただもやしを痛めるだけなら水は出ないのです!
野菜炒めなどでは基本的に味付けに塩を使用しますが、この塩分がもやしに触れるともやし中の水分が浸透圧で外に出てきてしまうため、しんなりしてしまいます。
このため、ただ炒めるだけなら水分はでません。
でも、炒め物は基本的に塩、または塩分を含む調味料を使用します。
この問題を解決するためには、もやしは別に塩分を加えずに炒め、最後に他の味付けした炒め物とませ合わせるという方法が良いです。
注意点は混ぜ合わせた後に長時間放置すると、やはり塩分によってもやしの水が外に出てしまうので、食べる直前に合わせるというのが大切です。
もやしがスーパーから消えるかも?
これは衝撃的な内容でしたが、もやしはすでに出荷しても大した売り上げにならないので、もやしを生産することがいつまでできるか分からないということです。
もやしは何十年と価格が上がらずに販売されています。
これは室内栽培できるので、天候に左右されず安定供給ができるという点からです。
他の野菜は軒並み以前より高くなっているにもかかわらずです。
では、どうして安定供給できるもやしが消えてしまうのかというと、原料となる緑豆の値段は上がっているからです。
このため、もやしの販売価格を上げたいと生産者は頼んでいるのですが、スーパーなどは安い食材の代名詞も言えるもやしを上げてしまうと、お客さんから「高いスーパー(お店)」と認識されてしまうので、上げたくないということでした。
まぁ、番組では言っていませんでしたが、実際にスーパー側はそれを口実に安く買い叩いているというのが本当であって。店頭から消えたら困るんでしょうけど。
「もやしは安いもの」という思い込みが生産者を追い込んでいるというは皮肉な話です。
個人的にはもう少し高くしても良いと思うけど、事情を知らない人からすれば、もやしの値上げは数円であっても受け入れられないのでしょう。
この辺りはもやしの将来を少し考える時期なのかもしれません。