アボカド人気の定着は健康・美容に良いから
元々アボカドの人気は海外からきています。
海外で人気になった理由の一つとして
カリフォルニアロールがあります。
日本人からすればあれをお寿司と認めるかは大きく賛否が分かれるところですが、海外ではアボカドの柔らかい食感がマグロなどに似ているということで、生魚よりも受け入れやすいという背景があったようです。
そしてアボカドは醤油に合うというのも見逃せません。
わさび醤油を使用する寿司との相性は良いと言えます。
そして海外の有名人やセレブにも人気が広がり、日本にも入ってくるというダイエットなどと同じパターンとなっています。
アボカドに含まれる健康・美容成分
①不飽和脂肪酸を多く含む
これは野菜や果物に珍しい特徴です。
その特徴から「森のバター」と呼ばれることもありました。
今でもその二つ名が通用するのかは不明ですが。
肉などから摂取しやすい飽和脂肪酸とは異なり、意識しないと飽和脂肪酸とのバランスを崩しやすい不飽和脂肪酸を手軽に摂取できるので非常に重宝されています。
アボカドから抽出した油はアボカドオイルとして、食用に利用されると共に、石鹸などにも使用されます。
②ビタミンEを多く含む
ビタミンEの多さは群を抜いています。
アボカド1個食べると、成人男性の1日に摂取するべきビタミンEの半分以上を摂取することができるという破格さです。
ビタミンEは脂溶性ビタミンなので、体内に蓄積するため、毎日アボカドを何個も食べる生活はむしろ過剰摂取になる可能性があるので、ソコソコにしておくこともポイントです。
ビタミンEは生体膜の維持や生殖機能などに影響します。
③食物繊維を含む
不要性食物繊維と水溶性食物繊維をどちらも含んでいます。
このため腸内フローラ改善にも効果的で、アンチエイジングの為の食品としても評価が高くなっていることも、アボカドの女性人気の一つとなっています。
④その他にも栄養価は高い
ビタミンB群、ビタミンK、カリウムも非常に多く、美容を気にする女性以外に、アスリートの視点でも有効な食品になっています。
ビタミンB群はエネルギーを効果的に使用することができるようになります。
カリウムは足をつるなどの状態を防ぐことができます。
ビタミンB群は水溶性ビタミン、カリウムは汗と共に排出という点から、毎日の摂取も重要なので、毎朝アボカドを食べるアスリートもいます。
アボカド摂取の注意点
アボカドは脂質が高いことでカロリーは高くなっています。
その脂質は体に良い不飽和脂肪酸ではあるものの、ダイエットをカロリー基準に行っている場合などは注意が必要です。
アスリートにとってはこのエネルギーの多さは手軽にエネルギーが摂取できるという点でメリットになります。
アボカドの食べごろ
アボカドは木の上にある内は柔らかくなりません(木になるので果物分類という話もあります)
木から落ちて熟すことで柔らかくなるのですが、食べごろのサインとしては色は緑から黒ずんできた頃で、手で触った感覚がナスと同じ感覚くらいが食べごろです(ってNHKでプロが話していました)
最近はアボカドの表面に「この色になった頃が食べごろですよ」というシールを張ってくれるところもあります。
稀に黒くならない品種もありますが、日本で販売しているのはほとんど見かけないので、あまり気にしなくても良いでしょう。
保管は暖かい所の食べ物なので、常温で大丈夫です。
色が黒くなって熟したあとはキープするために冷蔵庫に入れておくと良いです。
熟すのを待つ時は冷えすぎた環境だと、黒くならなくても中身が柔らかくなっていることもあります。
アボカドはあの柔らかさがウリですから、食べごろの判断は重要になります。
アボカドの健康・美容効果についてのまとめ
・アボカドは体に良い油である不飽和脂肪酸を多く含む
・その他栄養価も非常に高い
・美容、健康だけでなく、アスリートにも効果的な食材
・カロリーは高め
アボカドの特徴は以上のようになります。
今やスーパーでも気軽に買えるようになったアボカドを食卓に並べる理由としては十分な理由ではないでしょうか?
僕も最初は食わず嫌いしていましたが、最近は給食にもたまに提供しています。