朝バナナダイエットのやり方と流行が過ぎた理由について
朝バナナダイエットとは、以前流行したダイエット方法の一種です。
この時期には○○だけダイエットなど、かなり過激なダイエットも流行していたので、朝だけ置き換えるという方法が安全性も高くバナナの栄養的なメリットも相まってかなり良い感じのものが登場したという印象でした。
ただし、現在では何となく続けている方も少ない方法となっています。
今回は朝バナナダイエットについての説明と、流行が定着しなった理由についても触れていきたいと思います。
朝バナナダイエットとは?
朝バナナダイエットは非常に簡単なダイエット法です。
朝食の変わりにバナナを1~2本と水を摂取する、他の食事はそのままというものです(派生したやり方がたくさんあるので代表的なやり方を紹介)
バナナはそこそこのカロリーで満腹感を得ることができ、栄養的にもビタミンやミネラルの多くを摂取できる点から、ダイエットにありがちな我慢が少なく済み、昼食や夕食の制限も少なく済むことから取り入れやすい・続けやすいものとして話題になりました。
朝バナナダイエットの弱点
朝バナナダイエットといえど完璧ではありません。
まず、バナナとミスではたんぱく質がかなり不足します。
それを補うために牛乳やプロテインを摂取すると栄養的なバランスは良くなる一方で摂取するカロリーが増えてしまいます。
これはどの食品を制限するダイエットにもついて回る問題ですが、栄養のアンバランスを解消するためには、本来削れるだけ削りたいと思ってしまうカロリーを摂取せざるを得ないという状況になってしまいます。
そしてたんぱく質を多く含む肉や魚介類はダイエットをする際に最初に減らされてしまう食品群でもあるため、健康的なダイエットの難しさにつながってしまっています。
朝バナナダイエットが定着しなかった理由(考察)
では、ここからは手軽に行うことができる朝バナナダイエットが一時的なブームに終わってしまった理由について書いていきます。
理由は人それぞれの部分もあるとは思うので、ここでは主なもの2つについて紹介します。
理由① 意外と痩せない
これは痩せた人もいると思いますが理屈だけで言ってしまうと痩せにくい面があると思います。
朝食のカロリーをバナナにすることで抑えようとするものですが、バナナを2本くらい食べれば200㎉前後になります。
そしてたんぱく質を補おうと牛乳を摂取するとそこにプラスアルファという感じです。
数字だけを見れば200~300㎉程度なので、少ない気がしますが、これは朝ごはんをしっかりと食べている人との比較であり
「朝は忙しいのでトーストにコーヒーだけ」という人の場合はむしろ摂取カロリーが増えてしまいます。
このため、ダイエットとしての体重減少は他の方法と比べると効果を実感しにくいという面があります。
理由② さすがに飽きる
バナナも毎朝となれば飽きが来てしまうということもあるようです。
これはその他の○○だけダイエットでもよく聞かれた問題でもあります。
好きで食べている場合と、ダイエットで仕方なく食べているという気分の場合では飽きやすさがかなり違うように思います。
そういう意味では無類のバナナ好きという方であれば今でもお勧めできるダイエットなのかもしれません。
この他にも、単純に当時バナナが話題になって手に入りにくくなったからなどの理由もありそうですが、とりあえずこういったダイエットにはどれも付いて回る問題だと思います。
まとめ
朝バナナダイエットは手軽に取り組めるが、元々軽い朝食しか食べていない場合には効果が期待できない、というところでしょうか。
栄養の偏りなどは様々なダイエットの中では少なめであり、補う方法もあるので安全性は高いと言えます。
ただ、もちろん朝以外の所で食べ過ぎてしまえば何の意味もなくなってしまいますので、くれぐれもご注意ください。