天然と養殖では魚の栄養などに違いがある

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魚

天然の魚と養殖の魚の違い

魚は天然と言われるものと、生け簀(いけす)で育てられる養殖のものに分かれています。

最近はすっかり養殖の魚も定着しましたが、栄養的な違いなどがあるのかという点についてごく簡単に2つの項目についてだけ書いていきます。

 

脂質は養殖の方が多い

脂質、いわゆる魚の脂については養殖の魚は天然の魚よりも多くなっています。

これは食品成分表などでも100g当たりという形で確認することができます。

 

面白いのは白身魚、ヒラメやタイなどで特に天然と養殖での脂質量が大きくなっているという点です。

そもそも脂質が少なめでパサつきのある白身の魚こそ違いが顕著になるというのは興味深いところです。

 

これは天然の魚と養殖の魚の運動量の違いに由来します。

天然の魚は広い海で天敵に食べられないようにと、泳ぎまわったりするため、運動量が多くなります。

一方天然の魚は狭い生け簀の中でしか泳げず、囲まれた安全な環境で生きている為、運動量は少なくなります。

 

更に、天然の魚たちは餌を獲得するのにも一苦労、餌をゲットできない日もあります。

一方養殖の魚は毎日決まった時間に高栄養の餌が与えられます。

 

人間で想像すると運動量が少なく、高カロリーなものを食べて生活すれば太るのは分かりやすく、まさに養殖の魚ではこの通りの事が起こっていると言えます。

このため養殖の魚は天然のものに比べて脂肪が多くなります。

 

歯ごたえの違い

天然の魚と養殖の魚では、脂肪の量が違うというのがここまでの話ですが、もうひとつの大きな違いに筋肉量の違いがあります。

 

毎日泳ぎ回っている天然の魚では筋肉を使うので、筋肉が多くなります。

運動量の少ない養殖の魚では筋肉をそこまで使用しないので、筋肉が少なくなります。

脂質の関係性と真逆になります。

 

筋肉の量が違うと、歯ごたえが異なります。

いわゆるコリコリとした歯応えを望む場合には筋肉の多い天然魚の方が良くなります。

 

まとめ

今回は天然魚と養殖魚で何が違うのかを簡単に2つの項目で比較してみました。

ただし、どちらが優れているという話ではないというのが今回のミソです。

 

というのも、魚の脂肪は体に良いものも多く、それを摂取することが目的で食べる事すらあるものですから、その場合は脂質の多い方が良い、という事になりますが

少しでもカロリーを少なくしたい場合には同じ魚でも脂質の少ない天然の方が高カロリーな脂質部が少なく、筋肉が多いことで歯応えもあるので満足感が得られます。

 

歯応えについては完全に個人の好みである部分ですし、更に言うと、どんな料理に使用するのかで使い分けても良いと思います。

僕個人としては、煮物や鍋は旨みが出るので脂質の多い養殖が好みですが、刺身は魚によってどっちが良いか違いますし、案外甲乙つけがたいと思っています。

自分の好みやお財布と相談しながら選べば実はどちらでも良いというのが個人的な結論です。

 

今回の内容が皆さんの魚選びの一つになれば幸いです。