生物学年齢と暦年齢の違いは成長と老化を知る上で大切です

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生物学年齢と暦年齢

実年齢は同じなのに、見た目や血液検査など、体の中身の年齢についてかなりの違いがある場合があります。

実年齢は暦年齢と言われ、みんなが平等に年齢を重ねるので、同級生はいつまでも同級生です。

一方の生物学年齢については、様々な検査方法、算出方法があり、現在は「これだ!」というものは無いのですが、体の年齢状況について知ることができます。

子供であれば、同じ年齢でありながら体の成長が早い、それによって身体能力の差が出ます。

大人は同じ年齢であるのに老化の進み方、あるいは若さを保ったままでいる人の差が出てきます。

これはもちろん生活習慣によって培われて来たもの、改善できる部分もありますが、一方では、遺伝的なものなど、本人の努力だけではどうしようもない部分もあります。

子供の生物学年齢はスポーツで顕著に

本人の努力ではどうしようもない部分

その最たる例は子供の成長速度です。

小学生世代では特に顕著に見られ

9歳の子供では、生物学年齢では5歳くらいに当たる子と、12歳くらいに当たる子が同居して、何かを行ったり競争したりします。

生物学年齢が早く12歳になった子の方が有利なのは明らかです。

そこをきちんと周囲が理解していないと、今後伸びる子供に対し、運動が苦手などの正当ではない評価を与えて、その子の競技人生を狂わせてしまう事になります。

そしてこの生物学的年齢を見る事で、どの程度成長できるかを逆算する方法もあります。

南米やヨーロッパのサッカークラブ下部組織では、その時の完成度で評価してしまわずに、生物学的年齢も考慮した上での評価をしています。

このため、日本の育成方式ではふるいから落とされてしまう、「今後伸びる子」を上手く拾い上げ、国内の競技レベルを高くすることに成功している国がいくつもあります。

まだ日本はここまで取り組んでいる競技は少ないですね。

大人の生物学年齢については、老化の状態把握に使えるのではないかという見かたが出てきています。

同じ40歳でも、生物学年齢が80歳と35歳では、残りの寿命も生物学年齢に則ったものになるのではないかと言う見立てです。

科学的にはまだ△かもしれませんが、体の外と内が、相応の年齢の実情だとなれば、残りの生きられる期間との関連がある事は感覚的には別に不思議ではありません。

今後この分野はスポーツと老化現象も噛んでいるので、もっと研究が進むことが想像できます。

生物学年齢の検査や算出方法も精度の高い物が出てくるでしょうし、

その結果が何を意味するのかも、もっと色々分かるでしょう。

実際に骨をレントゲンで撮影して、どこまで身長が伸びるのかを予測できるようで、これについてはブラジルなどでは、子供の適正スポーツや適正ポジションを決めることに役立てているそうです。

確かに今後あまり身長が伸びない子にはサッカーで言えばゴールキーパーは向かないし、背が伸びないことが分かったバレーボール選手であれば、早めにリベロに転換することで、将来の可能性を大きく広げることもできます。

将来設計がしやすくなるというメリットも出てくるので、非常に有用だと思います。

子供にも大人にもそれぞれ有効な指標となる生物学年齢について、一言でまとめるとこんな感じです。

製造年月日が同じでも、食べごろが一緒とは限らない。