100%であれば果物ジュースは健康的?
日本では100%と言っても果物「ジュース」となっているから何となく体に悪いんでしょ?というのが一般的ですが
アメリカでは100%の果物ジュースおよそ120mℓは果物1/2カップ相当に当たるというイコールの扱いをしています。
今回はそんな果物ジュースについて書いていきます。
100%以外のジュースは?
基本的に健康のために飲むというのであれば、果汁100%以外のジュースについては、ほとんど検討の余地が無く飲まないに越したことがないものです。
というのも、大体その手の商品は、甘さの足りない分を
砂糖
果糖ブドウ糖溶液
人工甘味料
このいずれか、またはこれらを複合的に使用することで補っているからです。
健康的に、と考えた時には摂取を控えそうな面々ですよね。
個人的に例外として敢えて上げておきたいのは、
100%ジュースを炭酸水で割って飲むのであればOK!
という点です。
炭酸は普通に売っている炭酸水ですね。
100%果物ジュースと炭酸水を1対1の割合で割れば50%ですが、悪いものが加えられている訳ではないし、雰囲気もだいぶ変わるので、目先を変えるのであれば良いと思います。
これはジューサーで自分でジュースを作る時にも同様です。
絞った果汁に炭酸を加えて混ぜたら美味しいですよ。
ミキサーやジューサーに炭酸を入れると大変なことになるので、後で加えるのが大切です。
果物ジュースの栄養成分的は?
果物ジュースも野菜ジュース同様に
日本の飲料は加熱したものでないと販売できないことから、ほとんどのビタミンや酵素は失活していて意味がないのでは?
という疑問を持たれています。
正直に言って、自分達で絞ったものと比べると栄養的には劣ります。
でも、飲む意味がまったくない!なんてこともないので、少し見ていきましょう。
ビタミンCは大きく減少
熱に弱いビタミンCについては製法に関わらず大幅に減少してしまいます。
食物繊維は水溶性が摂取可能
不溶性のものは繊維が残るので除去されてしまいます。
水溶性のものは水分中に溶けるので、そのままジュースの中に入り、摂取することができます。
ビタミンAとEへ熱に強いので問題なし
脂溶性ビタミンであるAとEは、加熱しても壊れにくいので、宣伝通りの摂取量が期待できます。
ミネラルも取れる
カリウムやマグネシウム、鉄分といった果物から摂取したい成分も加熱に強い傾向があるので、一安心といったところでしょうか。
酵素は難しい
最近話題の酵素ですが、こちらも熱に弱いので摂取の期待はできません。
果物100%ジュースのまとめ
こうしてみると、ビタミンCは普通の生活をしていれば不足しにくい点を考慮すれば、果物100%のジュースは結構有能と言えます。
気をつけたいのは、メーカーによって、品質はまばらである点は否定できないというところです。
100%だから、というのではなく、きちんと原材料や栄養表示を見るようにしてください。
100%グレープフルーツジュースという商品名で、原材料を見てみるとグレープフルーツの他に香料と書いてあるものも販売されています。
今買おうと手に取った商品が本当に自分の目的に沿うものなのかは、きちんとチェックをする必要があります。
砂糖などが含まれないものを購入したとしても、果物ジュースはカロリー・糖質共に一定量含まれますので、過剰な摂取には気を付けて下さい。